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驚異のハーブ

アーティチョーク(チョウセンアザミ)/アイブライト/アストラガルス/アスパラガス/アルファルファ/アロエ・ベラ/イブニングプリムローズ(月見草)/エキナセア/エルダーベリー/オリーブ葉/ガーリック/カモミール/ガラナ/カワカワ(カバカバ)/ガルシニア/ギムネマシルベスタ/キャッツクロー/ギンコウ(イチョウ葉)/クランベリー/ゴッツコーラ/ジュニパーベリー/ジンジャー/スピルリナ/スリッパリーエルム/セロリ/セントジョーンズワート/ソーパルメット(ノコギリヤシ)/大豆/ダミアナ/ダンデライオン(セイヨウタンポポ)/チェストツリー/ティーツリーオイル/デビルスクロウ/ドンケ(トウキ)/ニンジン/朝鮮人参/アメリカ人参/シベリア人参/パースリー(パセリ)/パッションフラワー/パウダルコ(紫イペ)/バレリアン(カノコ草)/ビルベリー/フィーバーフュー/フェヌグリーク/ブラーミ/ブラックコホシュ/ホースチェスナッツ/ホーステール/ホーソーン/ホースラディッシュ(ワサビダイコン)/ホワイトウィロー/マリーゴールド/ミルクシスル(マリアアザミ、オオアザミ)/ユッカ/ラズベリー/リンゴ/レッドクローバー/ローズマリー


アーティチョーク(チョウセンアザミ)
アーティチョークを食べた後、血中コレステロール値が下がるという実験結果が世界中で報告されており、心臓にいいことは間違いなさそうです。実際、コレステロールを分解するシナーラという薬品はアーティチョークから精製されています。アーティチョークはコレステロール値を下げる作用のほかに、肝臓から分泌される胆汁の量を増やす作用、利尿作用があることがわかっています。
最近の研究では、アーティチョークの葉のエキス1.5gを毎日摂取すると、総コレステロール値とトリグリセリド値の両方が著しく下がることがわかりました。別の研究ではアーティチョークのエキスはHDL(善玉コレステロール)値を高めます。
アーティチョークは、肝臓でのコレステロールの生成を抑えると同時に余分なコレステロールの排泄を促しているのではと考えられています。

アーティチョークはミルクシスル複合サプリメントに含まれています。

★体のむくみをとる
★血中コレステロール値を下げ、心臓を健康にする
★肝機能を高める


アイブライト
中世から収斂剤として使用されてきました。目の症状に有効で、疲れ目や眼炎、アレルギーによる目の痒みなどに使用します。

アイブライトはビリベリー複合サプリメントに含まれています。

★視力や目の健康を維持する


アストラガルス
中国を原産地とするこのハーブは東洋医学では何世紀も前から使われてきましたが、西洋では近年、その薬効が認められるようになってきたばかりです。中国の医学ジャーナルでの報告では、アストラガルスは免疫力を高め、人間の自然治癒力を高める効果があると期待されています。
また、アストラガルスは癌細胞が健康な組織細胞へ広がるのを食い止める作用があるかもしれないのです。テキサス大学のマーヴライト博士は、アストラガルスが低下した癌患者の免疫機能の回復を助けたと報告しています。化学療法と放射線治療は癌細胞を死滅させることはできますが、その過程で体は衰弱し、感染症への抵抗力が下がります。ハーバリストは、癌治療を受けている患者に、アストラガルスを処方します。アストラガルスは特に、ウィルスや腫瘍と戦う免疫細胞を生成し、活性化する作用があります。最近では風邪やインフルエンザの予防にアストラガルスを薦めています。

アストラガルスはオリーブ葉複合サプリメントに含まれています。

★病気に対する抵抗力を高める
★軽い興奮作用がある
★癌患者の免疫機能を回復する


アスパラガス
食べ物のアスパラガスです。西洋ではハーブに分類され、人気があるハーブです。インドでは生殖機能を高める、生理痛を和らげる、授乳期の女性の乳の出をよくするなどの目的で使用されています。
アスパラガスは西洋では媚薬と信じられていますが迷信ではありません。アスパラガスの根にはホルモンの分泌に影響を与えるステロイド配糖体という物質が含まれています。
アスパラガスには利尿作用もあり栄養価も高い植物です。赤血球を作るための必要な葉酸を多く含みます。ステロイド配糖体には抗炎症作用があるため、多くのハーバリストはリウマチにアスパラガスの根を薦めます。アスパラガスの種子を粉末にしたものは腹痛を鎮めるのに効果的です。
★ホルモンの分泌を促す
★体内から余分な水分と塩分を排出する
★葉酸の不足によっておきる貧血を防ぐ
★リウマチや関節炎による関節の痛みや腫れを癒す


アルファルファ
牛の餌というイメージがありますが、栄養価にすぐれた食物なのです。アルファルファを最初に発見したアラブ人は「食物の父」と呼んで重宝しました。アルファルファの葉はミネラルや栄養が豊富で、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ベータカロチンなどを多く含みます。
イギリスのハーバリスト、ジョン・ジェラルドは腹痛にアルファルファを薦めました。
フランク・ボウアーはアルファルファの葉は人間に必要な8種類のアミノ酸を含んでいることを発見しました。
アルファルファは緩下剤になる上、利尿作用もあります。尿道炎の治療に用いられることが多く、関節炎や食欲不振などにも効果があります。

アルファルファは海外ではサプリメントとしてたくさん発売されています

★膀胱炎に効果がある
★食欲を増進する
★むくみを解消する
★優れた栄養源となる
★便秘を解消する
★関節炎による腫れや炎症を鎮める


アロエ・ベラ
アロエと呼ばれる植物は約200種ありますが、アロエ・ベラがもっとも薬効に優れています。化粧品やスキンクリームに配合されるゲル状の粘液はアロエの葉の部分に含まれ、保湿効果は抜群です。葉の部分から採るジュースを飲むと、消化器系の症状によく効きます。2000年前、ギリシャの医師ディオスコリデスはアロエ・ベラは便秘から腎臓疾患まで、どんな症状にも効く万能薬であると記述しています。クレオパトラはアロエのジェルは青春の泉であるとして、エジプトの強い日差しから肌を守る為に使いました。聖書にはアロエ・ベラについての記述が多く見られ、アフリカでは火傷や外傷の治療にアロエが広く使われています。米国では、放射能による火傷の治療にアロエを用いて成功しています。
スウェーデンで最近行われた2重盲検実験ではアロエ・ベラクリーム(濃度0.5%)を週3回16週間にわたって乾癬患者に使用した結果、83%の確率で症状の改善が見られました。
また、アロエを内服すると緩下剤になります。
放射能の浴びたマウスにおいて、アロエから抽出されるエースマンナンという化合物に免疫細胞を増加させる性質があることが認められました。別の研究からは、この物質が抗ウィルス薬のアジドチミジンやアシクロヴィルの効果を増長させ、エイズウィルスの広がりを防ぐのでないかと期待されています。
アロエ・ベラ配合のスキンケアはたくさん出ていますが、ラベルの成分表示でアロエベラが1番目か2番目に表示されているか、97〜99%アロエ含有を選んでください。

★日焼けによる皮膚のただれや軽い火傷を癒す
★虫刺されや軽い皮膚炎に効果がある
★皮膚を柔らかく保つ
★アロエから抽出されるエースマンナンは、免疫力を高める


イブニングプリムローズ(月見草)
イブニングプリムローズ(月見草)はアメリカ原産のハーブで、17世紀にヨーロッパに持ち込まれ「王様の万能薬」と呼ばれたこともあり、様々な症状に利用できます。
イブニングプリムローズ(月見草)オイルは乳房嚢胞(悪性のものではありません)に効果的です。この病気に伴う痛みを緩和してくれます。ビタミンEを1日400IU併せて摂取すると、さらに効果が増大します。
イブニングプリムローズ(月見草)オイルには、ガンマ・リノレン酸が含まれますが、この脂肪酸はリウマチ性関節炎の治療に有効であることがわかっています。リウマチ性関節炎の患者56名を対象にした2重盲検実験では、半年後にガンマ・リノレン酸を摂取していた被験者は、関節の腫れや痛み、こわばりなどの症状に著しい改善がみられました。退行性の病気であるリウマチ性関節炎は治療が大変難しいため、この実験結果に関心が集まっています。
イブニングプリムローズ(月見草)オイルには血中のコレステロール値を下げる作用があることがわかりました。カナダで行われた実験ではイブニングプリムローズ(月見草)オイルを毎日4000mg摂取した患者は3ヶ月を経過した時点で、31.5%もコレステロール値が低下したのです。また、血圧を下げる作用もあります。
小児発疹の治療にも使われており、1987年に行われた研究では、皮膚炎の治療にイブニングプリムローズ・オイルを使ったところ、ほとんどの患者は回復したあと、ステロイド剤に頼らなくて済んだそうです

イブニングプリムローズオイル

★リウマチ性関節炎の症状を緩和する
★月経前の乳房の痛みや、乳房嚢胞の治療に用いられる
★不安を和らげる
★月経前症候群の緩和
★血圧やコレステロール値を下げ、心臓病を防ぐ
★肌の健康を保つ


エキナセア
エキナセアはアメリカでもっともよく売れるハーブです。風邪や軽い感染症に、これほど有効な対処法はありません。スウェーデンで行われた偽薬を用いる2重盲検実験では、風邪の12種類以上の症状が、エキナセアの摂取によって緩和されることが立証されています。エキナセアを摂取した患者は、摂取しない場合よりも、呼吸器系の症状が軽く、症状の改善も圧倒的に早かったのです。副作用が一切認められないことも高く評価されています。
エキナセアを摂取するタイミングですが、風邪やウィルスの兆候が現れた時です。エキナセアで風邪が予防できると誤解されているようですが、毎日摂取するメリットはありません。
この紫色の植物の薬効を発見したのは北米の先住民です。彼らはエキナセアをヘビに噛まれた傷に塗ったり、荒れた喉や歯痛に根の部分を使いました。
近年、エキナセアには人間の免疫機能を高める作用があることがわかりました。エキナセアは健康な組織と病原菌の境目を崩してしまうヒアルロニダーゼという酵素の形成を妨げることがわかりました。つまり、エキナセアはウィルスなどの侵入者から体を守ってくれるのです。1972年のマウスを用いた動物実験で、エキナセアの抽出液は腫瘍の拡大を止めたのです。化学療法を受けている患者の免疫機能を回復させる効果も認められています。1978年のPlanta Medicaによると、エキナセアの根からとった抽出液はヘルペスやインフルエンザ等のウィルス感染を防ぐ働きがあるのです。
ヨーロッパの研究では、風邪やインフルエンザの悪化を防ぎ、回復を早めることがわかっています。カンジタ菌による皮膚炎の治療にも効果が認められており、抗真菌クリームとエキナセア抽出液を併用した方が、抗真菌クリーム単独で治療するよりも再発率が低いのです。その他、乾癬や湿疹の治療にも用いられています。

エキナセアサプリメント

★免疫機能を高める
★外傷の治癒を助ける
★細菌やウィルスによる炎症を鎮める
★風邪やインフルエンザの回復を早める


エルダーベリー
ジプシーの間で風邪やインフルエンザ、神経痛の治療に使われていましたが、この民間療法をマデリーン・マムコウグリュ医学博士により、科学的根拠が得られました。独自の特許技術でエルダーベリーの有効成分を抽出しました。エルダーベリーの抽出液を投与された患者は24時間以内に、20%の確率で筋肉の痛み、発熱、咳の症状が緩和され、2日目には73%で症状の緩和が認められ、3日目には90%に達したのです。
エルダーベリーは、ウィルスが細胞壁に侵入する前に、エルダーベリーの含まれる化合物がウィルスに結合するため、ウィルス活動が抑制されるのです。エルダーベリーは子供にも安心して与えられるほど刺激が少ないハーブです。

エルダーベリーを含むサプリメント

★ウィルス性疾患


オリーブ葉エキス
オリーブ葉エキスに含まれるオレウロペイン酸と呼ばれる化合物は多くのウィルス、細菌、真菌に効果的です。このハーブで疾病の治癒に成功した例は数多くあります。
ジェームス・R・プリヴァテーラ医学博士は、オリーブ葉エキスを頻繁に使っています。エプスタイン・パール・ウィルス病、慢性疲労症候群、ヘルペスなどの治療が困難と言われるウィルス感染も、オリーブ葉エキスで治療しており、エイズの症状にも効果が認められています。
オレウロペイン酸は2つの方法でウィルスを破滅させます。まず、細胞分裂を防げることで、ウィルスの蔓延を防ぎます。そして免疫細胞の生成を促すことで、免疫力を高めます。
オリーブ葉エキスは、慢性的な病気に苦しんだ人が、健康回復のために必要なエネルギーを得ようとする時に特に有効です。さらにオリーブ葉エキスは、抗生物質では治療できない風邪やインフルエンザにも効果的です。オリーブオイルと同じようにオリーブ葉エキスは心臓にもよく、血圧を下げたり、血中コレステロール値を下げるなどの作用が認められています。

オリーブ葉エキスサプリメントミルクシスルサプリメントでB型、C型肝炎が治った例はたくさんあります

★慢性ウィルス感染を予防する


ガーリック(ニンニク)
ガーリックは非常に優秀なハーブです。古代エジプトでは奴隷にガーリックを食べさせて体力をつけさせました。中耳炎の治療や心臓病、癌の予防まで様々な病気に用いられており、生物学者パストゥールによって殺菌作用があることもわかりました。1950年代にはシュバイツァー博士はアフリカで宣教活動をしている間、コレラ、チフス、赤痢などをガーリックで治療しました。抗生物質がない時代には、傷の消毒や壊疽を防ぐためにガーリックが使われました。ソ連軍があまりにこのハーブに頼っていたため「ロシアンペニシリン」という別名がついたほどです。
血液凝固阻止薬としても使用されており、コレステロールを下げると同時に善玉コレステロールを増やします。血圧も下げます。「Atherosclerosis」誌に掲載された研究報告では、高リポプロテイン血症の患者がガーリックを食べた後、血圧が低下し、低密度リポプロテインとフィブリノーゲンの量も同時に低下したのです。血液が凝固しにくくなり、血餅ができる可能性が低くなるという特典もあります。
タゴール医大のアルン・ノーリアは、心臓発作を経験した患者432名に3年がかりでガーリックを与えたところ、心臓発作を繰り返す確率は32%低くなり、死亡率は45%も下がっていたのです。
ヒポクラテス(紀元前)は子宮癌にガーリックを投与したと言われています。米国の国立がん研究所はガーリックが癌細胞を破壊するのではと研究しています。この研究所の最近の研究では、イタリアと中国で暮らす4000人を対象に統計をとったところ、普段からガーリックや玉ねぎを食べている人は胃癌になる確率が低かったのです。ニューヨークにあるメモリアル・スローン・ケタリング・がんセンターの研究者は、古いガーリックに含まれる化合物が、試験管実験において、前立腺がん細胞の成長を遅らせることを発見しました。このことから、ガーリックが前立腺がんの治療に有効なのでは、と期待されています。

ガーリックサプリメント

★血圧を下げ、血液中の脂質を取り除くことで心臓疾患を防ぐ
★感染症に対する抵抗力を増す
★ある種のがん細胞を破壊することができる
★消化を助ける


カモミール
女性が気まぐれに憂鬱になった時に、カモミールティーを飲んで神経を落ち着かせたものです。平滑筋を落ち着かせる作用があるため、カモミールは今でもストレスからくる腹痛や生理痛に処方されています。1600年代からヨーロッパに人々は不眠症、神経痛、腰痛、リウマチの治療にカモミールを使っています。
カモミールには、天然の抗炎症剤が含まれます。アピゲニンもそ一つで、非ステロイド系抗炎症剤(NSAID)と同様の作用を持ちます。カモミールには、このほか、胃炎を癒してくれる天然の抗痙攣性化合物や、抗殺菌作用のある物質が含まれます。リラックス効果があるので就寝前にカモミールを飲むとよく眠れます。
カモミールティー

★消化によい
★体をリラックスさせる
★リウマチの伝統的な療法
★腰痛を和らげる


ガラナ
カフェイン中毒は自覚症状がない場合が多い、コーヒー、コカ・コーラ、チョコレート(3大カフェイン)に目がない方はカフェイン中毒になっている可能性がある。このガラナでカフェイン中毒を断ち切ることができるようです。
ガラナは南米では、滋養強壮剤として広く利用されており、飲料やシリアル、お菓子の材料にもなっています。北米ではガラナのカプセルが商品化され、アスリートやボディビルダーの間で人気が出ました。ガラナ500mgで1杯のコーヒーに含まれる1/4のカフェインが含まれています。

ガラナカプセル

★活力を与える
★集中力を高める
★トレーニング後の疲労回復を早めるとしてアスリートの間で評判がいい


カワカワ(カバカバ)
天然の鎮静剤として評判のカワカワはアメリカで絶大な人気があります。南太平洋の島人たちに何千年も昔から利用されており、ハーバリストも、不安症や不眠症の治療にこれを用いてきました。カワカワは天然の筋肉弛緩剤で、筋肉の痙攣から来る痛みを軽減してくれます。
ポリネシアでは、カワカワの根を使って、サカウという飲料を作ります。これを客人のもてなしに使うのですが、だらくならずに緊張感がほぐれます。アルコールと違って、リラクゼーションを促しつつも注意力や判断力には影響しません。当然、二日酔いにもありません。
人によっては眠気に襲われる場合がありますので、ゆっくりできるひと時にお使いください。

★天然の鎮静剤
★水分代謝を促す


ガルシニア
この数十年で、アーユルヴェーダ医療などの、伝統的な医療に関する関心が高まり、臨床試験が重点的に行われてきました。驚異的な研究結果が得られることも多く、1965年には、ガルシニアの主要有効成分ヒドロキシクエン酸(HCA)であることが解明されました。1977年の「American Journal of Clinical Nutrition」誌での研究発表によると、このHCAが脂肪を燃焼することが分かっています。肥満動物において、タンパク質や骨が失われることなく、脂肪のみが減少したのです。もちろん人間にもHCAが減量につながることは分かっています。
HCAは脂肪の合成を抑制することで、カロリーの消費を促すようです。今日では、ガルシニア(HCA)が減量を目的とする数多くのサプリメントや飲料に用いられています。
HCAはさらに、トリグリセリド値が高くなると、心臓発作や脳卒中を引き起こす要因となりますが、HCAには、この値を下げる効果があります。

★カロリーを消費し、脂肪の蓄積を抑える
★食欲を抑制する


ギムネマシルベスタ
糖尿病の治療に用いられることから「シュガーキラー」とも呼ばれています。甘いものを食べたい気持ちを抑えてくれます。専門家は、ギムネマティーを食事の1時間前に飲むことを勧めています。甘いものが苦く感じられるようになりますので、甘いデザート等の食べすぎを防ぐことができます。


キャッツクロー
アマゾン熱帯雨林でペルーに属する地域で自生しています。この地域の原住民は、古くから免疫系疾患や消化器系疾患の治療にこのハーブを用いてきました。免疫機能を高めて、エイズウィルスの働きを抑制する効果があることから、キャッツクローは注目を集めています。エイズウィルスはT細胞を破壊することで、本来人間に備わっている感染症に対する抵抗力を奪います。1993年に発表された研究では、キャッツクローのエキスがT細胞を増加させる働きを見せました。ヨーロッパでは現在、エイズの標準的な治療薬であるAZTとの併用について研究が行われています。
キャッツクローは癌治療にも効果的であると期待されています。1988年にペルーのリマの医師たちが、キャッツクローを用いて、多数の癌患者を治療することに成功したと発表しました。すでにキャッツクローを癌治療に用いてる海外の医師もいますが、その有効性は、まだ実証されていません。風邪やインフルエンザを予防する目的で免疫力を高めるハーブを探しているのでしたら、キャッツクローは最適です。

キャッツクローサプリメント

★免疫機能を高める
★炎症を抑える


ギンコウ(イチョウ葉)
中国の漢方では、咳、喘息、アレルギー性の炎症に5000年以上利用されてきました。ギンコウ(イチョウ葉)はハーブとして研究が随分なされていますが、解明されていないことがまだまだあります。研究の中心はヨーロッパ諸国で、この地域ではギンコウ(イチョウ葉)が一般的に処方されています。ギンコウ(イチョウ葉)には、心臓疾患、癌、老化を予防する植物性の抗酸化物質、フラボノイドが豊富に含まれます。また、ギンゴライドとビロバライドを含有するテルペノイドと呼ばれる生物活性化合物も含まれています。
内臓に血液と酸素を届ける循環器系に、ギンコウ(イチョウ葉)は好ましい影響を及ぼします。フランス松海岸松エキス(ピクノジェノール)やエンゾジノールと同じように、ギンコウ(イチョウ葉)は一酸化窒素の量を調整します。一酸化窒素とは、体内で生成されるフリーラジカル(活性酸素)で、血管の筋肉を正常に保つために必要ですが、多すぎると、血行が阻害される場合があります。
ギンコウ(イチョウ葉)は脳の働きを高めると評判ですが、これは根拠があります。脳への血行を促すことで記憶力を高め、老人性痴呆の症状を緩和することが証明されているのです。最近ニューヨークの医療研究所において、アルツハイマー病や脳卒中によって記憶障害を経験している患者にギンコウ(イチョウ葉)エキスの効果が試されました。327名の被験者に120mgのギンコウ(イチョウ葉)エキスを与えたところ、30%は推論能力と記憶力の2つの側面において改善が見られたのです。少ない数字ですが、記憶障害に有効な薬がないため、研究者たちはこの結果にたいへん満足しました。ギンコウ(イチョウ葉)を継続的に摂取することで、加齢に伴う脳障害を予防することも可能です。
男性にとってギンコウ(イチョウ葉)が性的滋養強壮剤になるという評判もあります。「Journal of Urology」誌に掲載されたある研究報告がこれを実証しています。この研究は9ヶ月間にわたって、インポテンツに悩む男性50名に毎日240mgのギンコウ(イチョウ葉)エキスを与えました。1部の被験者には、パパベリンという勃起能力を高める筋刺激剤を併せて与えたところ、両方のグループに著しい改善が見られました。バイアグラが評判ですが、心臓病薬を服用している患者には適さないなど、万人が使用できるものではありません。そこでギンコウ(イチョウ葉)が安全な代替薬として注目を浴びているのです。
ギンコウ(イチョウ葉)は血栓の予防にも効果的で決行不良が原因で起きる障害(静脈炎や糖尿病性抹消血管障害)の解消にも有効です。この他ヨーロッパでは、耳鳴り、目まい、難聴などの治療に用いられています。
1988年、ハーバード大学のエライアス・J・コーリー博士はイチョウに含まれるギンゴライドBという物質を合成することに成功しました。これによって米国で需要が高まりました。ギンゴライドBは臓器移植をした後の拒絶反応を防ぐ可能性が注目されており、喘息や毒素性ショック症候群の治療薬としての開発も期待されています。

ギンコウ(イチョウ葉)サプリメント

★血行を促進する
★集中力を高める
★アルツハイマー病の症状を緩和する
★痔の治療に使われている


クランベリー
クランベリーは尿道炎や膀胱炎に効果があります。米国薬局方で、クランベリーは泌尿器系疾患に最も効果があると評価されました。以前はクランベリーは尿を酸性に変えることで細菌を殺すのだろうと考えられていたのですが、最近は別の仮説が有力視されています。アンソニー・サボタ博士によると、クランベリーは細菌が膀胱の壁に付着するのを防ぎ、細菌に感染する尿と一緒に排出してしまうというのです。1994年の研究では、普段からクランベリーのミックスジュースを飲む高齢女性は、尿に含まれる細菌や膿がかなり少ないと結論付けられました。クランベリージュースを飲まない女性よりも、感染症が発生するリスクが圧倒的に少ないことになります。
クランベリーはビルベリーと同様、強力な抗酸化剤アントシアニジンを含みます。北米の先住民は、クランベリーを乾燥させたものを外傷の消毒に利用します。

クランベリーサプリメント

★尿道の細菌感染を防ぐ


ゴッツコーラ(センテラ)
アーユルヴェーダに取り入れられインドで使用されてきました。最近では西洋での需要が高まり、体をリラックスさせる為に、あるいは記憶力を高める為に使用されています。北米の先住民は皮膚炎の治療や利尿剤として使用していました。東洋医学においてゴッツコーラは肉体的な悩みからくる精神障害の治療に使われています。また、解毒や鼻づまりの解消にも有効です。
センテラは循環器系に働きかけることが最近の研究で明らかになってきました。血管を丈夫にすることで血液の流れをスムーズにするのです。ゴッツコーラを用いて静脈炎を治療することに成功した例が報告されており、他にも足のだるさやむくみを取り除いてくれます。病気のために寝たきりになっている方に特に有効で、血行が促進されることで記憶力が回復し、脳の働きが活性化されるようです。
センテラは産科でも重要な役割を果たします。出産時に行う会陰側切開手術の傷の回復を促すのです。1966年にはこれを実証する研究が行われました。フランスの医学ジャーナルの記事によると、出産後にゴッツコーラを摂取した女性は一般の治療を受けた女性より回復が早かったのです。

ゴッツコーラを含むサプリメント

★記憶力の回復
★体をリラックススさせる
★去痰薬になる。風邪によるうっ血を解消する
★産後の回復を早める
★血行を促進する
★静脈炎の痛みや腫れを緩和する


ジュニパーベリー
オランダの薬剤師が、1500年代に、ジュニパーの果実を使ってジンという安い利尿剤を作ろうとしました。ジュニパーベリーは現在ではジンの原料の1つに過ぎません。水分停滞や膀胱結石などには、昔からジュニパーベリーが使用されていました。痛風の治療にも効果が認められています。痛風とは血液中の尿酸値が上がり尿酸が関節に溜まるために関節が腫れあがってひどく痛む病気です。ジュニパーベリーは消化にもよく、ガスを出しやすくし、腹痛を解消します。

★尿道の疾病に効く
★痛風の昔からの治療法
★消化を促す
★体から余分な水分を排泄する


ジンジャー(ショウガ)
ショウガは天然の抗炎症剤で、最近新しい用途が見つかっています。関節炎の治療に効果を発揮するのです。軽く火を通したショウガ、もしくはショウガのサプリメントを摂取すると、関節炎患者に症状の緩和がみられます。腫れや痛み、朝のこわばり、可動域などの症状が大きく改善されるのです。
ショウガはまた、市販の薬よりも効果的に乗り物酔いを解消してくれます。酔い易い方は乗り物に乗る30分前に服用してください。
ショウガをすりおろしてオリーブオイルに混ぜるとフケを解消してくれます。(シャンプー前に頭皮にすり込む)
ショウガのオイルを耳の中に塗ると耳痛に効きます。また、新鮮なショウガをすりおろした絞り汁は、軽い皮膚炎や火傷によく効くようです。

★関節炎の症状を緩和する
★腹痛を解消する
★乗り物酔いを解消する
★風邪の症状を緩和する


スピルリナ
淡水の湖に見られる単細胞の藻です。地球上で最も古い生命体で、他の動物が進化するために必要とした酸素を供給していました。アステカ帝国において、スピルリナは食事に欠かせないものでした。ビタミン、ミネラル、必須脂肪酸を豊富に含むことから、今日では優れた栄養源として評価されています。
スピルリナは、鉄分、カリウム、カルシウム、ビタミンB群、タンパク質、クロロフィルを豊富に含みます。植物が光合成するために必要なクロロフィルは、解毒作用に優れており、体から有害物質を排除してくれます。
最近の研究から、スプルリナが免疫強化作用を持つと考えられるようになりました。日本の研究者はスピルリナに含まれる炭水化物がエイズの原因となるHIVウィルス、インフルエンザ、はしか、おたふく風邪など、様々なウィルスの蔓延を妨げると報告しています。インドで噛みタバコを使う60名の患者(口に前癌性の病変あり)に1日1gのスピルリナを摂取した患者は45%の確率で症状が完全に消えました。
栄養価が高いので、スピルリナは減量中の人が栄養を補給するのに最適です。しかも食欲抑制効果もありダイエットに最適です。

スピルリナ

★栄養価が非常に高く、菜食主義者に多い鉄欠乏性貧血に有効
★免疫機能を高める
★食欲抑制となる


スリッパリーエルム
この木の樹皮には大量の粘液が含まれています。この粘液は咽喉炎や口内炎、吐いた後の喉の痛みによく効きます。胃潰瘍の治療に用いるハーバリストもいます。

★喉と食道を保護する膜を作る
★胃潰瘍に効果がある


セルリー(セロリ)
歯ごたえのある野菜としか思われていませんが、この植物は根、葉、種子までも栄養価に優れています。
動物実験において血圧を下げる効果が認められている3ーブチルフタラートという化学物質がセロリに含まれることを、シカゴ大学の研究者らが発見しました。現に中国では、高血圧の治療にセロリが使われています。セロリのジュースや種子からとれるオイルには利尿作用もあり、リウマチや痛風にも効きます。消化にもよく、ガスを出しやすくしたり、消化不良を解消してくれます。

セロリを含むサプリメント

★利尿作用がある
★血圧を下げる
★リウマチや痛風の症状を軽減する
★消化によく、食欲を増進する


セントジョーンズワート
天然のプロザック(抗うつ剤)と言われるほどで、軽度から中度のうつ治療に成果をあげています。ドイツで処方される抗うつ剤のトップがセントジョンズワート(ドイツでは処方薬)で、ヨーロッパでは広く利用され、研究されています。近年では軽い鎮静剤として、あるいは睡眠薬としての使用も多くなりました。
「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」誌の特集記事では、23件の臨床検査を取り上げていますが、抗うつ薬並みの効果が期待できる一方、副作用(口の渇き、便秘、めまい)が少ないと評価されています。
アメリカでは国立衛生研究所がセントジョンズワートの抗うつ効果を調べるため、多施設共同研究をしており、何百万人もこのハーブを使用して期待できる効果を得ています。
ヨーロッパでは数十年にわたって使用しているケースはたくさんありますが、副作用の問題が生じたという報告はありませんので、安全性は高いと言えます。
セントジョンズワートは筋肉を弛緩させるため、生理痛を和らげ、去痰薬にもなります。ヨーロッパでは胃潰瘍などの消化器系疾患の治療に用いられているほか、消毒作用や鎮痛作用があるため、外用薬として切り傷や火傷にも効きます。リウマチや坐骨神経痛には軟膏が用いられます。ニューヨーク大学とワイツマン研究所での動物実験において、セントジョンズワートに含まれるハイペリシンとシュードヒペリシンにはHIVウィルスをはじめとするレトロウィルスの増殖を妨げる作用が認められています。
セントジョンズワートは近年、減量を促す作用があるといわれるようになりました。プロザック(抗うつ剤)同様、脳内のセロトニン量が正常化することによって食欲をコントロールします。(満腹感が得られるということです)

セントジョーンズワート

★うつ病の治療に使われる
★鎮静作用がある
★生理痛を和らげる
★外傷の回復を助ける
★ウィルス感染を予防する
★満腹感が得られるのでダイエットに役立つ


ソーパルメット(ノコギリヤシ)
ソーパルメット(のこぎりやし)は、良性前立腺肥大(BPH)の治療に用いられています。この病気は深刻なものではありませんが、頻尿や放尿困難などの症状が現れ、大変厄介です。ソーパルメット(のこぎりやし)は前立腺肥大による排尿障害を解消する効果に優れています。処方薬も効果がありますが、血圧が急激に下がるため、めまいなどの副作用が現れます。ソーパルメット(のこぎりやし)は前立腺肥大の症状を緩和しますが、前立腺を縮小させることはできません。FDAはまだソーパルメット(のこぎりやし)を医薬品として認めていませんが、ドイツでは前立腺肥大症の一般的な治療薬として薬局で販売されています。

ソーパルメット(のこぎりやし)サプリメント

★前立腺肥大による諸症状を緩和する


大豆
大豆はマメ科の植物で、クローバー、エンドウ豆、アルファルファなどの親戚です。中国では「骨のない肉」、日本では「畑の肉」と呼ばれ、肉の代わりになる安価な食品として重宝されています。アジアでは食事に欠かせないものですが、アメリカでは最近まで大豆は珍しい健康食品という認識でした。大豆の人気が爆発的に高まったのは、ミラクルフードとして評判になったことがきっかけでした。癌や心臓病の予防に加え、更年期障害の緩和にも有効であることが科学的に立証されたのです。
大豆タンパクにはコレステロール値を下げる作用があります。1日50gを摂取するだけで、総コレステロール値は約12%、悪玉のLDLコレステロール値は約11%それぞれ低下します。
さらに期待されているのは、大豆の抗癌作用です。ホルモン依存性の乳がんや前立腺がんによる死亡者数は、大豆の消費が多い国ほど低いことが分かっています。大豆は、ゲネスティンとダイゼインという2種類の抗がん物質を含みます。この2つの物質は前立腺がんと乳がん細胞の成長を抑制することが確認されています。
大豆には、他のホルモン様化合物も含まれます。植物性エストロゲンがその一つで、これは、悪性腫瘍の成長を促進する、体内で生成されるエストロゲンの働きを抑制します。さらに、フィチン酸やタンパク質分解酵素抑制剤という抗がん物質も豊富に含まれています。
大豆に含まれる植物性エストロゲンは、閉経に伴う諸症状の緩和にも有効です。日本人女性は平均毎日50gの大豆を消費します。そのために日本人女性が経験する更年期障害は西洋の女性ほど重くありません。
大豆にはこの他、カルシウムの流出を防ぐ働きがあるようで、骨粗鬆症の原因となる、閉経後の骨量の減少を最小限に抑えてくれます。

大豆を含むサプリメント

★優れた低脂肪タンパク源
★コレステロール値を下げる
★がんの発病率を低下させる
★閉経に伴う症状を緩和する


ダミアナ
ダミアナは男女の性欲を刺激し、緊張をほぐし、幸福感をもたらすとされています。
中央アメリカで催淫薬として重宝されているダミアナは、ホルモンバランスを調整する働きがあるため、月経前の症候群や閉経時の治療薬として処方されるほか、男性の早漏や尿路感染症の治療薬としても使われています。
穏やかな刺激効果によって敏捷性とエネルギーを高め、男性の尿道を刺激し、ペニスを敏感にすることで、刺激に対する反応を高めるので、セックス強化サプリメントとされています。

★性欲を高める
★気分がよくなる


ダンデライオン(セイヨウタンポポ)
ダンデライオンは利尿作用があり、消化を助けます。また、ミネラルを豊富に含んでいいるため、鉄欠乏性貧血の予防になります。利尿作用があるので高血圧にも効果があります。体内の水分バランスを保ち、脈を安定させてくれるカリウムも豊富です。化学物質から作られている利尿剤はカリウムを尿を一緒に排出してしまうのですが、ダンデライオンはそのようなことはありません。
ダンデライオンは肝臓や胆のうの機能を高める薬効があるので、黄疸などの肝機能障害の治療によく使われています。ダンデライオンにはレシチンも豊富で、肝硬変も防いでくれます。カロチンも多く含まれ、その量はニンジンをしのぎます。

ダンデライオンはミルクシスル複合サプリメントに含まれています。

★体内から余分な水分と塩分を排出する
★貧血を防ぐ
★肝臓や胆のう障害を予防する


チェストツリー
この植物は、生理不順、月経前症候群、閉経に伴う諸症状の緩和に効果があるとしてヨーロッパで人気があります。ドイツでは閉経症状の治療法として、ジャーマン・コミッションEの認定を受けています。チェストツリーは古くからホルモンのバランスを保つハーブとして知られており、過剰な性欲を抑えるために使用されていた時期もありました。ヨーロッパのハーバリストは、子宮筋腫などの婦人病の治療に使用しています。
不妊症などにも使われているようです。

チェストツリーサプリメント

★月経前症候群を緩和する
★ホルモンのバランスを整える


ティーツリーオイル
ティーツリーオイルは、にきび、口内炎、虫刺され、爪真菌感染症などの治療に、古くから使用されています。試験管実験では、このオイルが皮膚感染の原因となる微生物を退治してくれることが分かっています。カンジタ膣炎の治療にも用いられています。
ティーツリーオイルは、スキンケア商品、ヘアケア商品、デンタルフロスなどに配合されています。

★皮膚感染症の治療を促す
★抗真菌作用がある


デビルスクロー
ヨーロッパでは25年以上前から人気がありましたが、米国では最近知られるようになったハーブです。デビルスクローは主に関節炎やリウマチの治療に用いられ、抗炎症作用や鎮痛作用があります。

デビルスクローを含むサプリメント

★関節炎、リウマチによる関節のこわばりをほぐす
★関節炎、リウマチの痛みを軽減する


ドンケ(トウキ)
「メスのジンセング」と親しまれているドンケ(トウキ)は、女性特有の様々な不調に効果があります。中国の女性は月経不順や子宮が収縮するために起こる生理痛にドンケ(トウキ)を使ってきました。最近のハーバリストは、ドンケ(トウキ)を月経前症候群の緩和や、経口避妊薬をやめたあとに月経を安定させるために用いています。ドンケ(トウキ)には筋肉組織を弛緩させる抗痙攣性化合物が含まれることが分かっています。月経痛の治癒効果は、ここから来ているようです。アジアでは、ホルモンバランスの変化が原因で起きるほてりなどの更年期障害の症状軽減に、ドンケ(トウキ)が古くから用いられています。
ドンケ(トウキ)は、単独で利用して効果が得られるものではなく、他のハーブと組み合わせることにより効果を発揮します。
ビタミンA、B12、Eやミネラルが豊富ですので、貧血を予防する効果も期待できます。男女を問わず、不眠症や高血圧症の治療にも用いられています。料理にも使われており、広東料理の「トウキ鶏」は有名です。

ドンケ(トウキ)を含むサプリメント1ドンケ(トウキ)を含むサプリメント2

★月経前症候群を緩和する
★生理痛を軽減する
★女性の生殖機能を高める
★貧血を予防する
★血圧を下げる


ニンジン
ニンジンに豊富に含まれるカロチンという植物性化学物質には抗がん作用があるのではないかと研究が進めされています。アルファ・カロチンという種類のカロチンは、ニンジンに豊富で、動物実験において、腫瘍の成長を抑制する効果が認められています。ニンジンに含まれるベータ・カロチンは、がんと循環器系疾患の両方に有益であると思われています。米国の国立がん研究所は、ニンジンとはじめとするセリ科の保健作用に注目しています。世界各国で研究が進められていますが、カロチンを摂取している人はそうでない人よりも癌になりにくいという統計が出ています。タバコの煙や紫外線などの発がん物質にさらされている人も、カロチンを摂ることで、リスクを下げることができます。
血中コレステロール値を引き下げる効果を持つペクチン酸カルシウムという水溶性食物繊維もニンジンから摂取できます。1日にニンジン2本食べれば、コレステロール値を最大20%も引き下げることができます。
カロチンはまた、目の健康にも貢献します。鳥目や弱視の場合に不足がちなレチノール・パープル(視紅)の形成を促すのです。

ベータ・カロチンサプリメント

★目の健康を保つ
★癌を予防する
★コレステロール値を下げる
★消化を促進する
★下痢を解消する


朝鮮人参(ジンセング)
「強壮剤の王様」と言われ、中国人にとっては貴重な漢方薬です。紀元前200年頃の漢方医によると、ジンセングは「五臓を活性化し、神経を落ち着かせ、恐怖による動悸を抑え、視力を回復し、知能を高め、長期服用すれば寿命を延ばし、若さを取り戻す」ことができるようです。まさに万能薬ですね。

朝鮮人参サプリメント


アメリカ人参
朝鮮人参とよく似ており、効能も共通していますが、朝鮮人参よりも効き目は穏やかです。東洋医学では、闘病生活に伴うストレス症状にアメリカン人参を処方する場合が多いようです。北米の原住民は、嘔吐や吐き気にこの植物を使用していました。

★ストレスに対する耐性を高める
★体機能を高める
★軽い興奮作用がある
★肉体的・精神忍耐力を高める
★コレステロール値を下げる


シベリア人参
シバリア人参はアメリカ人参・朝鮮人参の遠い親戚と言ったところでしょう。シベリア人参の特徴はエクセロサイドという物質です。このハーブは、肉体的・精神的ストレスを癒し、気管支炎や慢性的な肺病の治療に用いられてきました。
血圧を安定させ、コレステロール値を下げてくれます。スタミナ源にもなり、ロシアの運動選手は実際、シベリア人参を体力作りに使っています

シベリアジンセング

★ストレスへの耐性を高める
★脳を覚醒させる
★風邪や感染症を治す
★全体的な健康促進に効果的
★コレステロール値や血圧を下げることによって心臓病を防ぐ


パースリー(パセリ)
パセリは消化にいいのです。おならが出しやすくなり、利尿作用もあります。去痰薬にもあり、咳や喘息を癒します。パセリは、料理に彩りを添えるために使われることが多いのですが、残さず食べてください。パセリには、強力な抗がん物質が含まれています。
ハーバリストは、月経や堕胎を誘発さるためにパセリのオイルを使いました。また、頭皮にオイルを塗ると育毛を促進するようです。

パースリー(パセリ)を含んだサプリメント

★食事の後に胃を落ち着かせる
★咳や風邪によるうっ血を解消する
★がんを予防する
★利尿作用がある


パッションフラワー
このハーブは天然の鎮静剤です。筋肉のこわばりなど、極度の緊張状態にある時の症状に効果がります。神経性の不眠症には特に有効です。天然で安全な睡眠薬として注目されています。ハーバリストは精神が不安定な時に勧めています。

パッションフラワーを含むサプリメント

★落ち着く
★緊張による頭痛を癒す
★神経過敏による筋肉の痙攣を鎮める


パウダルコ(紫イペ)
ブラジルを原産とするこの木の樹脂は古くからカンジタや水虫などの菌類感染症の治療に用いられてきました。南米や米国で行われた研究の結果、この木の樹脂に含まれるラパコールという成分は一部の癌に効果があるのではと期待されました。
メリーランド州のベセズダにある「Naval Medical Research Institure」では、1974年に寄生虫による感染症にラパコールが有効であることが発見されました。この植物には血糖値を下げる作用があるため、糖尿病の予防に有効かもしれません

パウダルコ(紫イペ)サプリメント

★菌類による感染症の回復を促す
★寄生虫による感染症の回復を促す
★血糖値を下げる


バレリアン(カノコ草)
「19世紀の精神安定剤」と称されています。鎮静作用があるとして世界中で親しまれており、ヨーロッパでは不安精神症の治療に用いられています。医薬品のように副作用はまったくなく、依存性もありません。
ハーバリストは緊張状態やパニックに、バレリアンを何世紀も前から使用していました。ストレスによる筋肉痛や生理痛、月経前症候群を緩和する効果もあります。

バレリアン(カノコ草)を含むサプリメント

★鎮静作用がある
★不眠症を解消する
★筋肉の緊張をほぐす


ビルベリー(北欧産ブルーベリー)
ヨーロッパでは1000年以上もの間、さまざまな目の症状の治療薬として利用されてきました。
ビルベリーには、活性酸素(フリーラジカル)によるダメージから毛細血管を保護し、血液循環を良くする天然の抗酸化剤アントシアノサイドが含まれています。アントシアノサイドは、目が光に適応する際に必要レチノール色素の再生に関与しています。ビルベリーは、眼球の圧力の高さが原因で起こる緑内障など、さまざまな目の病気や、眼球にうまく血液が循環しないために起こる糖尿病性網膜症に効果があります。
ビルベリーから抽出されるアントシアノサイドは視力を上げ、目を保護する目的で開発された製品のほとんどに配合されています。
近年の研究で、このハーブが目にいいだけでなく、血液循環が悪いために起こる病気全般の予防と治療に効果があることがわかりました。血液循環が悪いと脚部に流れる血液の流れが妨げられ、痛みやしびれ、皮膚の打診痛、うっ血を起します。研究によってアントシアノサイドがこのような衰弱症状を緩和することがわかりました。

ビルベリーサプリメント

★一般的な目の病気を予防さる
★血液循環をよくする


フィーバーフュー
名前が示すように解熱作用があります。1649年にカルペパーは、子宮を丈夫にするとして女性に勧め、頭痛にも効くと言っていました。1772年にジョン・ヒルという有名なハーバリストは「頭痛には、世に知られている万物の中で、このハーブが最も優れている」と書いています。1978年に英国の新聞が、ある女性がフィーバーフューの葉を使って偏頭痛を治したという記事を掲載しました。これ以降、研究が本格的に始まり、1985年に英国の医学ジャーナル誌に掲載された報告によると、フィーバーフューの抽出液は、偏頭痛やリウマチ性関節症の一因と考えられているセロトニン・プロスタグタンジンという2種類の物質の放出を抑制していたのです。ハーバリストの間では何世紀も常識とされていたフィーバーフューの効果は1988年にようやく医学界でも認められたのです。
フィーバーフューの主要な有効成分は、パルテノライドというもので、炎症を引き起こす化学物質の分泌を体内で抑制してくれます。過剰に分泌されると頭痛などの問題を引き起こすセロトニンやヒスタミンという天然化学物質の分泌も、パルテノライドによって抑制されます。フィーバーフューの抗炎症作用はリウマチ性関節症の治療にも有効です。

★偏頭痛によい。頭痛の回数が減る


フェヌグリーク(コロハ)
フェヌグリークは糖尿病に効果があります。インドで行われた実験で、インスリン注射を必要とする糖尿病患者にフェヌグリークの種子をつぶしたものを与えたところ、血糖値が下がり、体脂肪が減ったのです。

★血糖値を下げる
★糖尿病にいい


ブラーミ
ブラーミはアーユルヴェーダと漢方医学で使用されるハーブで、ストレス性の病気と記憶障害に有効です。ストレスと記憶障害には深い関係があります。ストレスを感じると、我々の体はストレスホルモンを分泌します。これらは脳を含むすべて臓器にとって有害です。慢性的にストレス状態にあると、脳の記憶を司る部分の細胞が破壊されます。ストレスの多い生活を送っている人ほど、高齢になってからの認知機能の衰えが顕著です。
動物実験でブラーミ記憶力を高め、脳を若返らせ、思考力を鋭くする働きを持つことが認められています。老人性記憶障害は、活性酸素(フリーラジカル)に長年さらされた結果であると考えられますが、ブラーミには、脳細胞を活性酸素(フリーラジカル)のダメージから守ってくれる抗酸化物質が含まれています。

ブラーミを含むサプリメント

★脳を若返らせ、思考力を鋭くする
★活性酸素から脳を守る


ブラック・コホシュ
北米の先住民は古くからこのハーブをリウマチの痛みや炎症に、あるいは婦人科系の症状に用いました。現在はエストロゲン補充療法として、あるいは月経前症候群や月経不順のハーブ療法として期待されています。ヨーロッパにおける研究では、のぼせ、不眠症、軽度のうつ症状、神経過敏など、閉経に伴う肉体的および精神的症状に対してブラックコホシュはエストロゲンと同等の効果が認められており、更年期障害を引き起こす黄体形成ホルモンの分泌を抑制さると考えられています。
ハーブ療法の有効性と安全性を評価するドイツの科学機関、ジャーマン・コミッションEは、ブラック・コホシュが更年期障害、月経前症候群、並びに月経不順の治療に効果的であるとしています。

ブラック・コホシュを含むサプリメント1ブラック・コホシュを含むサプリメント2ブラック・コホシュを含むサプリメント3ブラックコホシュを含むサプリメント4
★月経前症候群や更年期障害に効果がある
★筋肉をリラックスさせる
★リウマチに対する天然の抗炎症薬になる


ホースチェスナッツ
ヨーロッパで静脈瘤や痔に対するホースチェスナッツの薬効が見直されています。ドイツではホースチェスナッツの種から採取されたエキスが下半身の血行不良、脚のむくみやだるさ、全身の倦怠感に効果があると認められています。「Archives of Dermatology」1998年の総論では、慢性静脈不全は起立や歩行の際に、脚がむくみ、だるさや痛みを経験する病気ですが、多くの場合ホースチェスナッツで症状が改善しました。効果が現れるまで、平均して3週間を要します。
日焼け止めにもなるようです。

ホースチェスナッツのサプリメント

★静脈を丈夫にする
★静脈瘤の不快感を和らげる
★発刊作用があり、熱を下げる


ホーステール(スギナ)
ヨーロッパや中国ではシリカとして知られており、栄養価が高く、シリコンを含みます。ホーステールは、爪や髪の毛、皮膚、骨、体組織に必要なカルシウムの吸収を助けます。皮膚や頭髪から余分な油分を取り除き、1本1本の髪の毛を太く丈夫にしてくれます。

ホーステールを含むサプリメント

★爪や髪の毛に栄養を与える
★爪の白い斑点を消す
★過剰な皮脂を抑える
★骨を丈夫にする


ホーソーン
ヨーロッパでは19世紀後半にホーソーンの実は強心剤になることが発見されました。今日、ヨーロッパではホーソーンエキスを心臓疾患の治療に用いてます。ホーソーンはビタミンCの機能を高め、血管を丈夫にする作用のあるバイオフラボノイドが含まれています。心臓に非常にいいハーブで血管拡張薬としての作用、心臓へ供給される血液と酸素の量を増やす作用があります。血圧を下げてくれるため、心臓への負担が減ります。同時に心臓の筋肉を強化します。利尿作用もあります。ドイツで行われた複数の研究では、心臓病の症状の軽減、体力促進、心臓麻痺や心機能不全による呼吸困難の改善など、ホーソーンの効果が認められています。一言で言うと、ホーソーンは心臓病に効果があるのです。ジギタリスを要するほど深刻でないと言うものの年をとり、以前ほど効果的に血液を循環させることができなくなっている患者に、ホーソーンが処方されています。狭心症や胸痛の治療にも利用されています。ある研究ではホーソーンを摂取した患者に、スタミナと持久力の改善が見られています。
心臓病を予防する目的でホーソーンを薦めるハーバリストも少なくありません。

★心臓を丈夫にする
★血行を促進する


ホースラディッシュ(ワサビダイコン)
ホースラディッシュを食べると涙が出るくらいつんときます。利尿作用があり、消化を促進します。ホースラディッシュを蜂蜜と合わせると咳きや喘息に効きます。

ホースラディッシュを含むサプリメント

★咳や喘息に効く


ホワイトウィロー
ホワイトウィローの樹皮からとれるサリシンという物質は解熱剤として、また、頭痛や関節炎による痛みや腫れを鎮めるために使用されてきました。この物質から、アセチルサリチル酸が合成され、アスピリンとして普及しています。アスピリンは胃をを悪くすることがありますが、ホワイトウィローはタンニンを含み、むしろ消化器官によいのです。

ホワイトウィローを含むサプリメント1

★炎症や熱を鎮める
★痛みを癒す
★神経痛によい
★リウマチや関節に腫れを解消する


マリーゴールド(カレンデュラ)
伝統療法では、マリーゴールドの花びらを潰してオイルでのばしたものを、切り傷、火傷などの外傷に塗ります。マリーゴールドのスキンケア製品もあります。
マリーゴールドはルティンというカルテノイドが豊富です。ルティンは緑黄色野菜に多いのですが、ビルベリーとの複合サプリメントやルティンのサプリメントはマリーゴールドから抽出したルティンを使っています。
目の黄斑部分に集中しているカロテノイドは2種類ありますが、その1つがルティンでもう一つはゼアキサチンです。黄斑とは、網膜の小さな凹みで、中心視を司っています。字を書いたり、裁縫、運転、色の識別などに大きく関わります。黄斑が除々に退化する黄斑変性は40歳を超えた後に起こる失明の主たる原因です。確実な治療法は見つかっていませんが、ルティンが黄斑変性の予防に効果的です。コラードグリーン(ケールの一種)とホウレン草という、緑の濃い2種類の葉野菜をたくさん食べている人は、加齢黄斑変性が起こる確率が圧倒的に低いことが、ハーバード大学で行われた研究によって分かりました。この2つの野菜は、ルテインとゼアキサンチンの両方を豊富に含むため、これらのカロテノイドが黄斑変性を予防に有効だということです。

マリーゴールドから採取されるルティンを含むサプリメント
ルティンサプリメント

★黄斑変性を予防し視力を回復する


ミルクシスル(マリアアザミ、オオアザミ)
北アメリカを原産の草花でどこにでも生えているキク科の植物です。肝臓を保護するだけでなく、機能を再生する貴重なハーブである。ワシントン州のバスター大学の創設者ジョセフ・ピッツォルノは「ミルクシスル(マリアアザミ、オオアザミ)は、もっとも優れた肝臓を守るハーブだろう。実験で、テングダケの毒成分のファロイジンをマウスに数分間注入し、ミルクシスル(マリアアザミ、オオアザミ)を与えたところ、死ななかっただけでなく、肝臓のダメージも避けられた」と語っています。その有効成分はミルクシスル(マリアアザミ、オオアザミ)に含まれるシリマリンという物質です
C型肝炎、B型肝炎、GOT/GPTの数値が高い方には是非使用してほしい。副作用はないばかりでなく、結果がすぐ数値で現れるすばらしいハーブです。もちろん肝硬変にも有効です。しかもこのハーブは肝臓を再生し、肝炎や肝硬変から肝臓を守り、黄疸をすばやく治療します。
また、強力な抗酸化作用を持つグルタチオンは、肝臓において最も高い濃度で存在しますが、ミルクシスルはこの物質を増加させます。

ミルクシスル(マリアアザミ、オオアザミ)サプリメント

★肝機能を改善する
★肝炎を治す
★肝硬変に有効


ユッカ
南米の先住民は関節炎やリウマチの痛みにを解消するためにユッカを使用していました。

ユッカを含むサプリメント

★炎症を鎮める
★関節炎やリウマチによる関節の疼痛を癒す


ラズベリー
助産婦が女性の健康を管理し、自然分娩しか選択技がなかた時代、ラズベリーの葉は重宝されました。女性は出産の2ヶ月前からラズベリーのお茶を飲んで子宮の筋肉の調子を整えました。主産後は、子宮を収縮させて元の大きさに戻すために、数週間ラズベリーティーを飲んだのです。生理痛にも効きます。

ラズベリーを含むサプリメント

★出産に備えて子宮の調子を整える
★生理痛を和らげる


リンゴ
「1日1個のリンゴで医者いらず」ということわざは一理あります。リンゴには、健康維持に必要な植物性物質、フラボノイドが豊富に含まれます。フィンランド国立衛生研究所では1965年から、開始当時は癌に侵されていなかった男女9959名を対象に、食生活の統計を行ってきました。その中で1991年までに診断されたがんは151件ありましたが、フラボノイドを豊富に含む食品を食べている人は、そうでない人より46%も低かったのです。
フラボノイドを含む食品はたくさんありますが、リンゴに含まれるフラボノイドの抗がん作用が最も強力を言われています。またリンゴに含まれるケルセチンというフラボノイドは、白内障の予防にも効果があります。
リンゴは消化に優れ、使い方によっては下痢止めにも緩下剤にもなります。水溶性の食物繊維を多く含み、血糖値を安定させる働きもあります。リンゴに含まれるペクチンという水溶性食物繊維には、血中コレステロール値を下げ、心臓疾患を予防する効果があります。

★がん、特に肺がんを予防する効果がある
★お通じをよくする
★下痢と便秘を予防する
★血糖値とコレステロール値を下げる
★リウマチによる関節の痛みやこわばりを解消する


レッドクローバー
この植物は昔から、健康促進と精神安定のための強壮剤として使用されていました。体機能の維持に必要なシリカ、コリン、カルシウム、レシチンを少量ずつ含みます。筋肉弛緩剤や去痰薬としての作用もあり、湿疹にも効きます。
レッドクローバーは植物性エストロゲンを豊富に含みます。これは、エストロゲン様の化合物で、細胞のエストロゲン受容体と結合し、体内のより強力なエストロゲンの働きを抑制します。体内で生産されるエストロゲンは、エストロゲンに敏感な乳がんの成長を促します。植物性エストロゲンは、本物のエストロゲンを遠ざけることによって、がんの広がりを防いでくれるのです。
1940年代、著名なハーバリスト、ハリー・ホクシーの抗がん処方にレッドクローバーが使用され、かなりの反響がありました。当時、がんの治療法と言えば手術で取り除くか、放射線治療を行うしか方法がありませんでした。彼の処方に使用されたハーブに実際に抗がん作用があることは今日ではわかっています。
現代医学では、白血病にはニチニチソウを、子宮がんと前立腺がんにはパシフィック・フューを、といったようにがんの種類によってハーブを使い分けて治療に取り入れています。
レッドクローバーは、閉経に伴う症状の緩和にも有効です。体内エストロゲン量の低下が原因で現れるのぼせなどの症状は、植物性エストロゲンの補給によって緩和されます。植物性エストロゲンの一種であるイソフラボンには、カルシウムの流出を防ぐことで骨の健康を維持する働きがあります。

レッドクローバーを含むサプリメント1レッドクローバーを含むサプリメント2レッドクローバーを含むサプリメント3

★がんを予防する
★閉経に伴う症状を緩和する
★皮膚炎に効果がある
★体をリラックスさせる


ローズマリー
ローズマリーは何世紀前も前から、料理や伝統医療に利用されており、記憶力を強化する働きがあるとされてきました。古代ギリシャの学生が髪の毛にローズマリーの枝を挿していたのは、そうすれば物覚えがよくなると信じられていたからです。
現代においては天然の保存料として、脂肪の腐敗を防ぐために活用されています。ローズマリーにはカルノシン酸と呼ばれる抗酸化物質が含まれます。人間の体で酸化が起きると活性酸素(フリーラジカル)が発生します。これは大変活性の高い物質で、健康な細胞にダメージを与え、がん、心臓病、早期老化、目の黄斑変性、脳組織の破壊、加齢による記憶力を招きます。ローズマリーには活性酸素を防ぐのです。
ペンシルベニア州立大学で行われたローズマリー研究で、ローズマリーは病気と闘う力が立証されました。発がん物質を食べさせているラットにローズマリードライハーブを与えると、がんの予防が可能であることがわかったのです。ラットに与えていたものは乳がんを発生させるものですが、ローズマリーがこの発がん物質と乳房の細胞を結合しにくくするのです。
ローズマリーが記憶力強化に有効であるという説も説明がつきます。ローズマリーに含まれる、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤という物質は、脳で生成されるアセチルコリンという化学物質の破壊を防ぎます。アルツハイマー病の患者にはアセチルコリンの欠乏が多く診られます。他の記憶障害においても同様です。

★抗酸化剤となる
★乳がんを予防する


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